Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
堤 正博; 大石 哲也; 木内 伸幸; 坂本 隆一; 吉田 真
Journal of Nuclear Science and Technology, 38(12), p.1109 - 1114, 2001/12
線検出システムの屋内バックグラウンドスペクトルを評価するために、コンクリート建家内の線放射線場についてモンテカルロ法による検討を行った。モデル化では、壁厚、部屋の形及び大きさを考慮し、屋内線源ジオメトリーについては、容易かつ効率的な計算ができるように球殻モデルを仮定した。このモデルをGe検出器が単独の場合とGe検出器をもっと複雑なシステムに組み込んだ場合とについてそれぞれ適用した。その結果、コンクリート厚を25cm、コンクリート中にU系列、Th系列、Kの自然3成分の均一分布を仮定することにより、屋内の放射線場をよく推定できることがわかった。ここで開発したモデルは、線検出システムやその遮蔽における設計や最適化に有用である。
大山 幸夫; 田中 俊一; 津田 孝一; 池田 裕二郎; 前川 洋
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 256, p.333 - 338, 1987/00
被引用回数:21 パーセンタイル:87.75(Instruments & Instrumentation)直径14mmの小型球形NE213液体シンチレーション検出器を製作し、その基本的な特性を調べた。調べた項目は、検出感度の方向性、システムの直線性、ガンマ線に対する発光量、計数率変化による利得の変化等である。システムの較正法として各ガンマ線源によるコンプトンエッヂの半波高値の値をVerbinskiの発光量単位(Naユニット)で決定した。また波形弁別特性として、壁効果を受けた反跳陽子の波形特性をモンテカルロ計算による成分別のレスポンスと比較することで明らかにした。得られた結果は従来の他の報告と比較議論され、本検出器が体系内スペクトロメータとして優れていることが示せれた。
大山 幸夫; 田中 俊一; 津田 孝一; 池田 裕二郎; 前川 洋
JAERI-M 84-124, 43 Pages, 1984/07
核融合炉中性子工学実験での応用を目的とし、14mm球形のNE213スペクトロメータを開発した。このスペクトロメータは14MeV中性子場での速中性子スペクトルを体系内で測定するために用いる。中性子スペクトルをアンフォールディングによって得るために必要な応答関数行列モンテカルロ法に基づいて計算し、その一部について測定値と比較検討したところ良く一致することが分った。本スペクトロメータをD-T中性子場においた酸化リチウム体系でのスペクトル測定に応用し、輸送計算との比較検討した結果、本スペクトロータは核融合炉中性子工学実験で非常に有用であることが実証された。
池田 裕二郎; 関 泰; 前川 洋; 大山 幸夫; 中村 知夫
JAERI-M 83-177, 75 Pages, 1983/10
誘導放射能計算コードシステム、THIDA、の検証を行うために、316ステンレス鋼(SS316)中の誘導放射能の実験をFNS加速器を用いて行った。SS316試料をターゲットから10cm(体系無し)、12.6cmおよび22.6cm(LiO-Cブランケット模擬体系中)に置き、D-T中性子照射を行った。照射後、10分から約1ヶ月の冷却時間を置き、試料中に生成した誘導放射能から放出する線スペクトルをGe(Li)検出器で測定した。測定した線全強度をTHIDAによる計算値と比較した。その結果、一つの測定を除き実験値と計算値は15%以内で良く一致し、SS316に関して、THIDAコードシステムの有効性を示すことができた。しかしながら、個々の線強度に関し、幾つかの不一致が観測された。その不一致に関し、THIDAコードシステム並びに核データライブラリーの観点から検討を行い、問題点を明らかにした。